長女 (小3)と長男 (幼稚園・年長)はテニスの習い事に通っています。それぞれ6歳と4歳のときから、かれこれ2年ほど週1ペースで通っています。
よくママ友に「なんでサッカーとか定番のスポーツじゃなくてテニスなの?」と聞かれるので、なぜテニスの習いごとを選んだかを夫に聞いてみました。→ 私はまったくの運動音痴なので運動系の習い事は夫の担当にしています。
運動系の習い事をえらぶ基準
運動系の習い事をはじめるにあたって、わが家では夫が4つの基準を設定し、それに合致しそうなスポーツを探した結果テニスにいたりました。
- 世界のメジャースポーツであること
- 日本人の体格でも通用すること
- 生涯楽しめること
- 単なるフィジカル勝負ではなく、頭を使うスポーツであること
それぞれ理由を深掘りしていきますね。
1. 世界のメジャースポーツであること
どうせやるならメジャーなスポーツが良いと考えました。「カバディ」のような競技人口の少ないマイナー競技も面白いとは思いますが、話の合う人が限られてきますし、カバディによって友人の輪を広げることはかなり厳しいと思います。また、世間話のスポーツの話題で「カバディ」はマイナーすぎてどうしても選ばれません。
子供たちにはスポーツを通して仲間をつくったり、生涯なにかしらのスポーツを楽しむことをめざして欲しかったので、社交につかえるスポーツと言い換えることもできます。こうなるとメジャースポーツ以外の選択肢はまず、除外されます。メジャースポーツの定義は競技人口ランキングをみて、これに入っていれば合格としました。
ただ、なかにはクリケット (インド)や卓球 (中国)のように人口の多い国でメジャーなスポーツになっているために、競技人口も多くなっているスポーツもありますが…そこもいちおう加味して世界中どこに行ってもできる、汎用性の高いスポーツが良いと考えました。
そうするとこの時点でバレー、バスケ、サッカー、テニス、ゴルフ、野球、ラグビー、卓球あたりに絞られてきます。卓球はいろいろ考えたすえアジア圏 (とくに中国)ではメジャーだけど欧米圏では聞かないため除外しました。
●参考:スポーツ競技人口ランキング
世界TOP10
1位 バレーボール 約5億人
2位 バスケットボール 約4億5000万人
3位 卓球 約3億人
4位 クリケット 約3億人
5位 サッカー 約2億6000万人
6位 テニス 約1億1000万人
7位 ゴルフ 約6600万人
8位 野球 約3500万人
9位 ラグビー 約2000万人
10位 スキー 約1000万人
日本TOP5
1位 サッカー 91.9万人
2位 野球 65万人
3位 陸上競技 42.5万人
4位 バレーボール 41.8万人
5位 卓球 36万人
2. 日本人の体格でも通用すること
つぎに、これも習い事のスポーツを決定するうえで重要な要素としました。たとえばバスケやバレーのように、一般的に高い身長や跳躍力、フィジカルの強さが必要とされ、日本人の体格では通用しないと思われるスポーツは除外しました。
将来的にプロとして活躍できる素質があったとしても、これらのスポーツでは一般的に身長がモノを言います。身長2mあったり、黒人並みのとんでもない跳躍力があったりなどめぐまれない限り、極めれば極めるほど努力ではどうにもならない壁を感じるスポーツ = やるだけ無駄、と考えました。※夫自身がバスケをしていてそう感じたらしいです。
そうすると身長が必要なバレーやバスケは除外、陸上競技やラグビーも日本人の体格ではむずかしいと感じて除外。
サッカー、テニス、ゴルフ、野球、卓球の5つのみ残りました。
これらは世界で活躍している (あるいはこれまで活躍したことのある)日本人スポーツ選手の名前が簡単に思いつきます。たとえばサッカーは日本代表選手のほとんどが海外リーグで活躍していますし、野球も大谷選手を筆頭にメジャーリーグで活躍する選手が多数います、テニスは錦織選手、ゴルフは松山英樹選手ですね。
3. 単なるフィジカル勝負ではなく、頭を使うスポーツであること
3つ目の基準は、わが子たちがどうみても「体格でゴリ押しして勝つ」タイプではなさそうなので作りました。長女は運動センスは良いものの線が細く、フィジカル勝負のスポーツはどう見てもしんどそう。長男は体格には恵まれているものの1歳から読書大好きでじっくり考えることが好きなタイプなので、ひたすら走ってばかりのサッカーとかは向いてなさそうに見えました。
なので、ここは本人たちの適性を見て「頭をつかうスポーツ、戦略性のあるスポーツ」を基準にすることにしました。
ここでひたすら走る力がモノをいいそうなサッカーは除外。野球も頭脳戦というイメージがまったく湧かないので除外する事にしました。あと野球はバンコク在住で練習環境が用意しにくいこと、女子野球がメジャーでないこと、なども理由のひとつです。
そうすると残ったのはゴルフとテニスの2つのみに。
ゴルフとテニスは見ていると単純にフィジカルエリートの勝つようなスポーツではなさそうで、メンタルや戦略も勝つのに非常に重要な要素と感じました (主観です)。実際に世界で活躍している選手もフィジカルエリートといった感じではなく、もちろん有利になるのは間違い無いですが、身長2m無いとしんどい、走力がモノを言う、という世界じゃなさそうに見えました。
なのでどちらのスポーツも「考えることが好きな長男」「フィジカルの無さをセンスでカバーする長女」にはあっていると思ったのですよね。
4. 生涯楽しめること
この基準はゴルフとテニスは両方とも満たしています。
どちらも日本や海外の先進国であれば競技環境は整っていますし、フィジカル・コンタクトの無いスポーツなのでケガも少ないと思いました (もちろん多かれ少なかれケガはつきものですが…)。夫は今でもバスケをしているのですが、毎度毎度「アゴぶつけて痛い…」のようにどこかしら痛めて帰ってきます。接触スポーツでなければ少なくとも接触に伴うケガの心配は無いですよね。
生涯スポーツではスポーツの強度というか、いつまで続けられるか、というのも重要と思います。そうすると90歳でもできるゴルフに軍ぱいが上がります。でもテニスもやり方を考えれば高齢でもぜんぜんできると考えました (夫も実際にはやった事ない)。
ゴルフとテニスの2択となり、最後は習いごとの費用や通いやすさで決定
こうして4つすべての基準を満たすスポーツはテニスとゴルフの2つにしぼられました。
ただ、ゴルフはまず道具が高額、すべてそろえようとするとゴルフクラブだけで10万円以上です。あと、じっさいにゴルフ場に行ってプレイしないと楽しくないうえ、費用や時間をかなり取られるというのが難点で除外しました。
すると残ったのがテニスとなり、わが子たちの習い事にしっくりきたので選びました。
結果論ですが2人とも楽しそうに取り組んでくれているので今のところは成功しています。
まとめ
運動系の習い事は「スイミングだけ」というご家庭も多いと思います。あるいは塾通い優先でまったく運動させていない、というご家庭もあるかと思います。ただ子どもたちの人生にとって、何かしらのスポーツをやっておくことは人生を豊かにしてくれると思います。私自身がスポーツまったくダメなので特にそう思います。
運動能力が発達する幼少期からやっておけば、どのようなスポーツでも、センスや体格に恵まれていなくても、必ずある一定のレベルには達します。”1万時間の法則 (なんでも1万時間やればプロレベルになる)”っていうのもありますし。
逆もしかりで中学生になって急に何かスポーツをはじめようと思っても、よほどセンスが無いかぎり、1万時間とまではいかないにしても幼少期組に追いつくには血のにじむような練習が必要になります。
才能に関係なくスポーツをある程度のレベルまで持っていけるのは幼少期だけのチャンスなのです。
他の子たちよりも得意なスポーツがひとつでもあれば本人の自信にもつながりますし、学校でいじめにあったりの可能性も低くなるのではと思います。何より、子どもたちの人生に役立つと確信しています。
最後に、わが子たちはほかに文化系の習い事もしているので、それらのことも不定期ですが記事にしていきたいと思います。
●長男 (幼稚園年長)の習い事
◯ テニス週1 (4歳〜), ピアノ週1 (4歳〜), そろばん週1 (5歳〜)
× 水泳 (4~5歳, ひとまず中断)
●長女 (小3)の習い事
◯ テニス週1 (6歳〜), そろばん週1 (7歳〜)
× 水泳 (4~7歳, ひとまず中断)