5歳パリラリアという複雑音声チックがでてきた

5歳ころから息子がパリラリアという名称の複雑音声チックがでていることに気づき、
6歳・年長さんになった今も未だ治る気配がありません…

「今日スクールでチェスやって〇〇くんに勝ったんだよ」
「勝ったんだよ…」

「ツキヨタケはシイタケにそっくりなんだけど、毒キノコだからね!あぁ、シイタケ嫌いでよかった」
「嫌いでよかった…」

このように普通の声で話したあとに、聞こえるか聞こえないかの小声で、最後に言ったことをもう一度繰り返します。

5歳ころ「なんか小声でボソボソ言ってるなぁ」と思ってよくよく聞いてみると言ったことを反復しているのに気づきました。本人はまったく自覚していない模様。ちょっと注意をかたむけて長男の話を聞いていると、ほぼ半分くらいの会話で小声で反復しています。なので調子が良いときは出ないとか、集中していると出ないとか、そういうレベルでは無く慢性的な感じ。

ひょっとして言語発達障害では?と思い長男の症状を調べてみると、まさに「複雑音声チック症のひとつであるパリラリア」という症状が当てはまっていました。

複雑音声チックの症状ごとによる種類
コプロラリア:卑猥な汚い言葉(オッパイなど)を発する(汚言症)
エコラリア:他の人に言った言葉を繰り返す(反響言語)
パリラリア:自分の話した音声や単語を繰り返す(反復言語)

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長男は周りの子たちにくらべて言葉が出始めるのが遅かったので、言語の発達には気を配っていたのですが…発達障害っぽい感じに書かれていて本当に大丈夫かな?とショックを受けさらに心配になるも。ただいっぽうで2歳でひらがな読みを覚えはじめ、4歳で教えてもいない九九を完璧に覚えていたりと、あきらかに発達が早いところも見られていました。

「生活に支障がなければ様子見でよい」
「50%くらいは成人になるまでに自然治癒する」

というようにも書かれていて、長男の場合は生活に支障をきたしている感じでは無いので、ひとまずは安心しました。ただ、ふと違和感をおぼえたことがひとつ。

長男 (当時5歳)の該当したパリラリアの症状は「複雑チック: 多くは10歳以降」と説明されていました。

ほかにも「学童以上」と書かれている資料がありました。 学童が何歳のことを指すのか分からなかったのですが資料を読む限り小学生(小1~小6)と思われます。→ Source

幼児期にでる音声チックは単純音声チックといわれる、「ンンン」などの音を出したり、咳払い、鼻を鳴らす、のどを鳴らす、などの症状が多い。

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幼児期にはこのように単純な音声チックの症状がおおいようで、これらは長男には当てはまっていません。学童期に出やすいと言われる複雑チックを先取りしちゃったのかなぁ。いまだよくわかりませんが…

なお長男の場合は5歳からパリラリアの症状に気づいたので、実際にはもっと前からだったのかなぁと。もうかれこれ1年以上ずっと症状が続いているので、一過性では無く慢性チックに分類されると思います。

そして現在年長さん6歳になりましたが未だ治る気配はありません。日常生活に支障をきたすほど症状がひどいと病院にいき、クスリでおさえることもできるようなのですが…長男の場合はそうではないので、生活に支障が出ない限りそっと見守るしかなさそうです。

・生活に支障がなければ様子見
・50%くらいは成人になるまでに自然治癒する
・やりたくてやっている訳では無いので指摘しない、無理になおそうとしない

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まとめるとこんな感じで描かれていましたので様子見します。
もし治らない場合は注意欠陥・多動性障害(ADHD)なども疑ったほうが良いかも。

▼参考: チック症の薬物療法

小学校低学年
・複雑チックや単純音声チックが持続するなら、ADHD、むずむず脚症候群(Restress Leg Syndrome; RLS)の合併がないかを確認します。
・上記の治療で十分でないならアリピプラゾール(APR;エビリファイ)を0.5〜1.0mg/日、ADHDを合併するならグアンファシン(GXR; インチュニブ)を1mg/日併用します。

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息子はギフテッドの特性をほぼ満たしているのですが、いっぽうでこのように発達障害っぽくもあり。今後も発達の具合はよく見ておこうと思います。

ギフテッドかも⁉︎育てにくいと思ってたらチェックリストほぼ当たり納得

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