ギフテッドかも⁉︎育てにくいと思ってたらチェックリストほぼ当たり納得

年長さん(6歳)の息子が年を重ねるごとにいろんな意味で3歳年上の長女や同年代の子どもたちと違い過ぎて、賢いけど発達障害っぽくもあり「ひょっとしてグレーな子かも?」とかなり前から心配しています。

そこで、

「語彙力とか読んでいる本のジャンルが年長さんとは思えないくらい高度なのに、読書に集中し過ぎてまわりが見え無くなったり、年相応の生活力がまるで無かったり、感情が激しくしかもコントロールできなかったり、パリラリアという複雑音声チックがでてたり発達障害かなと思う部分もあって。賢いのか発達障害なのか、グレーな感じでちょっと色々アンバランス過ぎて戸惑っている。

という相談を夫にしたところ、

「ひょっとしてギフテッドなんじゃないの?発達障害とギフテッドは紙一重って言うし、発達障害とギフテッドをあわせもつ2E(Twice-Exceptional・二重に特殊な)みたいなのもあるし。

と夫に言われてWebでいろいろ調べたところ「ギフテッド チェックリスト」なるものを発見。デンマークでギフテッドの簡易チェックに採用予定だそうなので、年長さん6歳の息子に果たしてどれくらい当てはまっているかをチェックしてみました。

なおチェックはできるだけ客観的にみるため、ギフテッドというくらいだから年上の子どもと見比べてみたほうが良いと思い、年相応の発達をしている3歳年上の小3 姉との比較でおもに考えてみました。

●チェック対象: 息子 – 年長6歳
●比較対象: おもに3歳年上の小3 姉 (きわめて平均的な女子児童と思われる)、あと周りの同年代の子供たち

目次

チェックリストについて – ギフテッド判定目安とか

チェックリストについて基本的な情報をまとめておきます。

チェックリスト出所: デンマークで2024/25年度からギフテッドのスクリーニングチェックリストに活用される予定のもの。→ Source

●チェック対象年齢: 日本の小1相当

ギフテッド判定の目安: リスト25項目中、19項目以上該当することがギフテッドであることの1つの目安。研究では19項目以上該当した子どもの84% がIQ120以上だったという報告があるそうです。

Source

なお息子は今年の春から小1(新小1)なのでまだ対象年齢より少し幼いですが、誤差の範囲と考えます。

それではここから25項目のチェックリストに息子はどれくらい当てはまるか?見ていきましょう。

1. 推理が得意(考えるのが得意、細かく議論するのが得意、面倒くさいように見える)→ 当てはまる◎

ある日、おもむろに長男が「8+8+8+8は?」と聞いてきました。「32だよね」とふつうに答えるとこんな返事が↓↓

「正解!8が4つだから8×4 (はちし) 32だよね、こういうときは掛け算を使うと早いよ!掛け算って便利だよね~」

これは最近の長男との会話から。とにかくこんな感じで常になんか話しかけてきて、しかもその話の分野が教えてもいない算数とか地球、宇宙、自然科学、危険生物とかとか。そのうえ、どれもおよそ年長さんとは思えない考えの深さでテキトーにあしらっていると、どんどん怒りだしてしまいには癇癪を起すのです。もう面倒くさい!というのが正直な感想なのだけど、時間の許すかぎりは付き合ってあげたいとは思っています。(実際にできてるかはお察し)

2. 習得が早い → 当てはまる◎

息子のこれまでの発達の記録をざっくりまとめるとこんな感じで、通常よりもだいぶ早くいろいろと習得しています。とくに3つ上の姉とくらべると習得のスピードが段違いで早く、ほんとにおなじ親から生まれた子たちなのか、いつも驚いています。

1歳半〜2歳
文字に興味を持ちはじめる
絵本の1人読みをはじめる
保育園に迎えにいくと、かならず教室の隅で1人黙々と絵本を読んでいる

3歳
ひらがな・かたかな読みをマスター
アルファベット読みをマスター
図鑑に興味を持ちはじめる
幼児むけ絵本をスムーズに音読できるようになる

▼4歳
おしりたんていシリーズを筆頭に小学校低学年むけ児童書をスラスラと読めるようになる
楽譜をスラスラ読んでピアノを弾ける
九九をおぼえる (当時小2の姉よりも早く正確にマスター)
アルファベット、ひらがな、カタカナ書きができる

▼5歳
小2くらいまでの簡単な漢字が読める
英語の幼児絵本が読める
日常の簡単な英会話ができる
ことわざ・慣用句を使いこなす
海賊ポケット、かいけつゾロリ、日本のむかし話など小学校中級レベルの児童書や図鑑をスラスラと読めるようになる

6歳→イマココ

果たしてこれらは幼児教育の成果なのか、それとも元が良かったのか、今となってはよくわかりません。とにかく息子の元々持っていたポテンシャルを幼児教育で引き出したのは間違いない(…と信じたいです)

幼児教育の成果 – 年長6歳できること・取り組んでいること

3. 豊富な語彙力がある →当てはまる◎

人ゴミに巻き込まれて「まるでイモを洗ってるかのようだね」と言ったり。この語彙力チェックをするために「好きなことわざは?」と尋ねると「アブハチ取らず、猿も木から落ちる、頭隠して尻隠さず、二兎を追うものは一兎をも得ず、仏の顔も三度、井の中の蛙大海を知らず…etc」と、次から次へとぽんぽんと答えてみたり。およそ6歳児とは思えない感じ。

「語彙が年長さんとは思えない」とよくママ友に驚かれますし、こんな風にことわざをポンポンと出していくこと自体、年相応の語彙レベルじゃない気がします。3歳上の姉よりもひょっとして語彙力あるかもしれない疑惑。

4. 記憶力が抜群に良い →当てはまる◯

これに関しては上には上がいるので「抜群」かと言われるとわかりません。一回だけ読んだ本をすべて丸暗記してしまうようなことはできません。息子の場合ふだん見ていると、丸暗記するような記憶の仕方ではなさそうです。なんでもじっくり、ゆっくり、本人の納得のいくまで取り組み、深く理解し何かに関連づけて覚えている様子。こんな風にして覚えているので、いったん定着させたことはずっと覚えてるのかなぁと。あとは後ろのほうでも説明しますが、これが応用力というか点になって散らばっている知識をつなげていく元にもなっているのかと。

なのでまとめると、ただただ覚えるだけの単純な丸暗記は本人ができるかどうかは別として嫌いなのじゃないかなぁ。ただ、息子が4歳だったとき当時小2の姉よりも早く正確に九九を覚えたので単純な記憶力も良いほうとは思います。

5. 広範囲の注意力を持つ(子ども自身が面白いと思うことに関して) →当てはまる◎

これはピッタリ当てはまりますね。もう1日24時間じゃ足りないくらい。とにかく身の回りのこと、本人の知的好奇心の及ぶところへの探究心がすごい。食べるのも忘れるほど。「そろそろ食べなさい」と言ったら「今読んでるの💢」で、食べるのを忘れて寝る時間になるので「そろそろ寝るよー」と言ったら「ずかん読んでるの💢」とまた癇癪。これの繰り返しです。

6. 繊細で感情的 →当てはまる◎

なんの前触れもなく「ママが死んじゃったら悲しいよー😭」と急にシクシク泣き出したり。繊細で感情的になりやすいのには手を焼いてます。たとえば完璧主義なので途中でやめるということが出来ないらしく「はい、今日はここまでね」と言うとこの世の終わりじゃないかという勢いで激怒します。歳を重ねると感情的な部分もコントロールできるようになって落ち着いてくるものかと勝手に考えていたら、だんだんと激情型がエスカレートしてきて困っています

3歳くらいまでヒマさえあればじーっと大人しく絵本を読みふける子だったので「なんて手のかからない子なんだ」とありがたく思ってたら、まさかまさかの変化で、今となっては2歳児の妹よりもある意味では手がかかります。

あとはどうでも良いかもしれませんが個人的に困ってるのが味覚が繊細すぎること。少しでも嫌いなものが混ざっているのをかぎ分けて食べない。夕食に1時間とかザラにあります。大人びているのだから理屈を言えばわかってくれるのかな、と試しても感情には逆らえない模様。

7. こだわりを見せる →当てはまる◎

ほんとこれ。息子のナゾのこだわりにはついていけない。遊んでるときもちょっと本人の思ったことと違うようにしようものなら大激怒。すぐ感情むき出しにするし、こだわり強すぎるしで、誰とも遊べないんじゃないかと心配になります自分のやりたい気持ちをグッとおさえてでも、友達に合わせて遊び方を変える姉とは大違い。結局、本人の好きにやらせてあげたいのだけど、どうしてもそれはマズイと思うことは指摘するようにしました。そうは言っても聞こえてないフリをしますが…

8. 完璧主義 →当てはまる◎

一度やり始めたことは本人が納得できるまで終わりません。じっくりと完全に理解できるまで何時間でも取り組みます。完璧主義です。なので幼稚園生活ではどう見てもストレスたまっていました。3歳から5歳途中まで当時お勉強系の幼稚園だったのですが、先生が課題をだしてやらせるも、どうしても時間割があるので終わらないと途中で切り上げさせられるのですよね。授業参観で「時間です、まだ課題おわってない子は回収しまーす!」と先生に言われたときの、ものすごい不満そうな顔は今でも忘れられません。本人的にはじっくり取り組みたいのになんで途中でやめさせるのよ?といった感じ。

合っていようが間違っていようがテキトーにさっさと「できた!」と済ませる姉とは取り組み方が大違いです。
→ このあと幼稚園ストレスのせいか息子は不登校気味になってしまい、割と自由に本人の気の済むまでやらせてくれるインターに転校しました。結果的に大正解でした。

あとは、そろばんの宿題などで間違うことを極度に嫌がりますし、なにかしらプライドを傷つけられるのを嫌がります。完璧主義な息子のプライドを傷つけずに、でも間違いは正す、というのがほんとうにしんどい…
こんなので日本に帰って集団生活になじむのか?今から心配でなりません。

9. 夢中になれる →当てはまる◎

繰り返しになりますが1日24時間は息子には短すぎます。大好きな読書に夢中になり、夕食をとるのも忘れてあっという間に寝る時間になることがほぼ毎日です。ほかにも夢中でやってる何かを中断するというのがほんとに苦手で、やめさせるのに苦労します。毎日、息子を何とか説得して寝かせるまでが大変。あつかいを間違うと癇癪を起こすのでより面倒なことになってしまうのですよね。かなり疲れてきています。

10. モラルに敏感 →5歳時点では◎、6歳までに失った?

正義感の強さを意味するものと思われるので、いまの息子にはたぶん当てはまらないですね。6歳までに自身の正義感の強さに疲れたのか、はたまた正義だけでは世の中成り立たないと悟ったのか、今は逆の方向に行ってしまっています。いっときは警察官になりたい!というほど正義感あふれる少年だったのに今は見る影もなく

あいかわらずモラルには敏感ですが、良い方ではなく、悪い方に向かっています。どういう事かというと、たとえば最近、わざとモラル無い言葉をつかって相手を傷つけてしまうのです。これにはホトホト困っています。とくに自分がチェスや読書に集中しているときに邪魔をしてくる相手には年下だろうと容赦しません。語彙が豊富なのでどんなふうに言ったら相手を効果的に傷つけられるかもよく分かってるのでしょう。

分かっててモラル無い言動をしているのは親にとっては迷惑でしか無いし、これをママ友の子供たちにやってしまうのだから、ほんとに困ります。注意しても治らないので、周りが年上の子たちで口だけではどうにもならない、というような状況でしかダメかもしれません。遊び相手に気づかっていないといけないので大変です。

※家ではこうですが本人の名誉のためにも書いておきますと、スクールとか親のいない所ではネコをかぶって良い子を演じているようなので、先生たちに聞くとひょっとしたらまた違ったコメントをされるかもしれません。

11. 好奇心旺盛 →当てはまる◎

これも間違いなく当てはまります。好奇心・探究心がすごく、なぜ?どうなってるの?というところを特に知りたがります。たとえば「太陽から1メートルの距離だと燃えるの?」とか「人体ってどの元素からできてるの?」とか「地震ってどうやっておきるの?」とかおよそ年長さんとは思えない質問をぶつけてきます。で、これにテキトーに答えるとすぐさま突っ込みを受けるので私も日々しっかり勉強してます。

12. 自分の興味に執着する →当てはまる◎

興味への執着心がもはや理解不能です。今日は危険生物にのめり込んで、寝る前の2時間ほどで延々と毒キノコの話や毒ヘビ、猛獣のことについて聞かされました。その前は忍者にハマっていて、忍者の武器や、どう変装したり隠れたりするのかを永遠と聞かされ。そのまた前はモノの仕組みについて永遠としゃべり続け…

まぁ本人が勝手にしゃべっているのを聞き流すだけでも良いのですが、変に反応もよく見てるというか、「へぇ」とか「はぁ」ばかり返してるといきなりクイズ形式に変えられて「ウメにはどんな毒が入ってるでしょうか?」とか聞いてくるので参加せざるを得なくなり、ほんとに疲れます。

こっちはあと2人の子どもたちの面倒もみたりで大変なのを少しはわかってほしいけど、それを言ってもまた奇声を上げて怒りだすので、ほんとに困ります。

13. 非常にエネルギッシュ →当てはまる◎

とにかく感情から何から何まで、人の2倍から3倍のエネルギー量で生きているように見えます。好きな読書やチェスもそう、ひどい癇癪もそう、常に全力だからちょっとしたことですぐ感情的になるし、良い面ではいろんなことの習得も早いんだろうなぁとも思います。妥協すること、テキトーに済ますことを教えてあげたいんだけど無理なんだろうなぁ。

→これは完璧主義や習得の速さ、激しい感情にもつながってきますね。
なんでもスピード重視でサッと適当に済ます姉と大違いで、ほんとに姉弟?と思うことが多々あります。

14. 年上の仲間や大人を好む →当てはまる◎

もう、これまで見てきたような感じなので、なかなかウマの合う同年代の子がおらず。幼稚園での集団行動もストレスみたいで(今は割と好きにやらせてくれるインターへ転校し本人も伸び伸びやっています)、大人と話すほうが本人にとっても楽しいみたい。大人がいると子供たち同士で遊ぶよりも、その親たちとお話ししたり、クイズを出したり、お気に入りの図鑑を見せながら知識を披露したり絡みがち。でもナゾに感性がするどく、どうみても相手にしてくれ無さそうな大人には絡みません(笑)。明らかに相手をみながら対応を変えてますね。

同年代の友だちと遊ぶのを好む姉とは真逆です…

15. さまざまなことに興味をもつ →当てはまる◎

知識を単純に増やしたいという興味が強いし、学んだことをアウトプットしてきます。男の子にありがちな虫や生物、乗り物から、世界の国、元素、数、地球、宇宙、モノ・機械の仕組み、果ては戦争や原爆についてまでほんとに幅ひろい分野に興味をもち、いろいろ聞いてきます。

たとえば今日、息子に聞かれたのが「みかんはみかん科、ブドウはブドウ科、じゃありんごはなに科?」→「正解はバラ科でしたー」こんな感じで大人にクイズを出し私たちが知らないと得意げになり喜んでます。興味の幅が動物とか虫、危険生物のような男の子っぽい感じのが多いですが、こんなところまでカバーしてるの?と驚きます。

16. ユーモアのセンスがある →当てはまる◎

最近ダジャレに興味もってて「日本がジャッパーン」とか笑いをとろうとしてきます。同年代の子と遊ぶよりも大人に絡むのが好きで、なにか面白いことを言うと大人ウケするのが分かってきたみたい。で、大人の感心をひこうといろいろ試してきます。あとは息子のなかで、そういう風に言葉って使えるんだ!という新たな発見があったのも嬉しいのか、ことば遊びして楽しんでるようにも見えますね。

またまた小3の姉との比較になりますが、彼女には「大人のウケを狙う」という発想がそもそも無さそうで、あいかわらず同年代の子たちとワイワイ遊ぶのが好きですね。

17. 早くから本を読んでいた、よく読んでいた、読み聞かせが好きだった →当てはまる◎

バッチリ当てはまります。読みきかせは大好きで、1歳半からは絵本の1人読みも始めています。文字を読めるようになるのも早く、いま読む本のジャンルも年長さんのものでは無く、かいけつゾロリシリーズや図鑑がメインです。今では週末に図書館に通っては10冊ほど児童書を借りてきて、それをその日中に読んでしまいます。平日も毎日1〜2時間は読書に費やしてますね。

これも3歳年上の姉との比較になりますが、姉の借りてきた「こまったさんシリーズ」などの児童書もスラスラと読んでいます。なので息子のえらぶ本に関しては「実年齢+3歳上くらいのレベル」がちょうど良い感じがします。

18. 公平・公正に配慮している →当てはまらない×

家での様子を見る限り、「配慮している」という部分が当てはまらないですね。たとえば姉とケーキを切り分けるときには大きさを公平にするようリクエストするけど、妹に何かを公正に分けるようなことは一切しないです。こんな感じで自分の都合の良い時にだけ公平・公正を持ち出してくるので「配慮」はどう考えても無さそう。息子にはどう頑張っても力で勝てない姉がいるのでそれもあって姉⇆弟間の公平・公正にはすごく敏感ではありますが。

あと家ではこうですが、スクールとか親のいない所ではネコをかぶって良い子を演じているようなので、先生たちに聞くとひょっとしたら違うことをコメントされるかもしれません。

19. 子どもの年齢に比して非常に成熟した判断をすることが多い →当てはまる◎

成熟した判断とはまた違うのかもしれないのですが、5歳の七夕で短冊に書いたお願い事が「タイがへいわでありますように」だったのは衝撃的すぎて今でも忘れられません。

こんな感じで考え方とか、判断の基準とかが明らかに年齢相応では無いなぁと思うことが多々あります。かと思うとお菓子の取り合いで兄弟ゲンカしたりの年齢相応の側面もあり、知能と日常生活のバランス取れてなさすぎて理解不能です。ひとつ言えるのは3歳年上の長女よりも常に考え方が大人ということかな。

20. 観察力が鋭い →当てはまる◎

観察力というか直感力というか。身近なところだと大人をよく観察しているなぁと。まず自分の利益にならなさそうな大人には近づかない、ハルトくんのお話に付き合ってくれそうな大人や、なにかしら自分に利益をもたらす大人にはグイグイいって人見知りもせず、なつく。ようは大人をよく観察してネコかぶってる風なのです。

21. 想像力が豊かである →当てはまる◎

5歳のある日のこと。息子が夢を語ってくれました。

「沖縄って知ってる?ハルトくんの夢はね、沖縄の海辺に自分の家を建てることなの。それでね、ビーチでリラックスしたいんだけど、たまには海に入ってね、海から見える自分の家と山の景色を楽しむんだ。」

こんなこと考えてたの、という衝撃で今でも鮮明に覚えています。想像力ゆたかというか、考え方がもうリタイア間近のサラリーマン。なんで行ったことすらない沖縄にビーチがあって暖かいのを知っているのかとか色々ツッコミたかったのですが、個人的に好きだったのは「たまには海に入って、海から見える自分の家と山の景色を楽しむ」のくだりがサイコー過ぎて、5歳児にそこまで想像できるものかと感心しました。大人の私でも思いつかないような。

22. 高い創造性 →当てはまる〇

これが創造性かどうかは不明ですが、自分の知っている知識を動員して本人にとって新しいことを理解しようとしているように見えます。応用力とか知恵と言ったほうが良いですかね。知ってる情報をつかってサメの体長がじぶん何人分かの計算をパッとしてみたり、場合によっては足し算より掛け算のほうがはやいと気づいたり、LEGOでマインクラフトの世界を作ろうとしてみたり、知っていることから何かをクリエイトするのは得意そうです。

23. 権威に疑問を持つ傾向がある →当てはまる◎

ちょっとこれは質問の意図がよくわからなかったので、権威とはなにかをWeb辞書で調べました。

権威:他人を強制し服従させる威力。人に承認と服従の義務を要求する精神的・道徳的・社会的または法的威力。

Source

親子関係なら「親が子を従わせようとするケース=権威」に疑問を持つか?という観点と解釈しました。これも当てはまりますね。今となっては息子の権威にたいする反骨精神を理解しているので、頭ごなしに何かを押し付けるようなことはもう止めましたが、とにかく本人の納得するロジック無しに「こうしなさい!」「ああしなさい!」「ダメよ!」「ルールだから仕方ないでしょ!」というのは息子にはまったく通じないのですよね。

たとえば「ピアノ練習しなさい!」「小さい子に何を言ってもムダでしょ!仲良くしなさい!」「遊び終わったら片付けなさい!」と親の権威をかざして頭ごなしに命令すると必ず失敗します。あの手この手でようやく言うことを聞かせられたと思ったら、別のところで2歳児の妹がやらかして駆け付けて…また息子のところに戻って…この繰り返しです。とにかく権威的なことにはほんとに不満そうで反抗するし、頑固なんですよね。

親の言うことは腹落ちしていなくても比較的すなおに聞いてくれる姉とまったく違います。ほんとに育てづらいというか、一筋縄ではいかない感じで困ります…

24. 高いレベルの計算能力を持っている →当てはまる〇

計算はたぶんもっと速くてできる子どもたちはたくさんいます。でも、息子のすごいと思うのは計算の応用力。たとえば3〜4メートルのサメが図鑑に出てきたとき私が「このサメはマミー2人分くらいかなぁ」というと、「じゃあハルトくん3人分くらいだよね?だってハルトくんの身長だいたい1メートルちょっとだからね。」と返してきます。そもそも年長さんなので計算や単位はまだ習ってないのですが、どこで身につけたものか、自分の今ある知識を動員してひもつけようとする応用力がすごいと感じます。

25. パズルが得意 →当てはまる◎

パズルは2歳ころからくもんのジグソーパズルにハマっていましたが、5歳までに買っていたシリーズを全てできるようになってしまい飽きたのか、やらなくなりました。5歳時にはくもんの世界地図パズルや日本地図パズルも買いましたが、簡単すぎたのか速攻でできるようになってしまい。今ではたまに思い出したかのように取りだしてくるだけです。地図パズルで都道府県や世界の地域名・国名をざっくり覚えたので、これはこれで収穫はありました。

なのでまとめると、パズルも得意ではあるけど、いまの興味は別のところにあるといった感じでしょうか。

【結果】23 / 25項目が当てはまり、ギフテッドの目安を満たす

集計すると25項目のチェックリストで2項目だけ「当てはまらない」があり、あとはすべて当てはまっていました。なので23 / 25 項目が当てはまるという結果に。やりながら「そうそう、ウチの息子ってそういう所あるんよね〜」と何度もうなずきながらチェックしていました。

× 当てはまらなかった項目:
10. モラルに敏感 → 5歳時点では◎
18. 公平・公正に配慮している → 当てはまらない×

◯ 当てはまった項目: 上記2項目をのぞく全て

●結果: 23項目あてはまる ※19項目以上がギフテッドのひとつの目安

当てはまらなかった項目についても「モラルに敏感」に関しては5歳までは完全に当てはまり、その後の成長で逆噴射しているので限りなく◯とは思いますが除外にしました。

ギフテッド判定の目安: リスト25項目中、19項目以上該当することがギフテッドであることの1つの目安。研究では19項目以上該当した子どもの84% がIQ120以上だったという報告があるそうです。

Source

ギフテッドかもしれないという視点で向き合うことに

これが分かったからどうなの?結局のところ育てるのが大変っていうことやん、というのが正直な感想です。

おそらく世間で思われている「ギフテッド=天才のイメージ」と現実がかけ離れすぎていて、ただただ大変です。

今はわりと本人の納得のいくまで取り組むことの許される、それなりに自由なインター校に通っているので良いものの日本に帰って公立小学校にいれたらと思うとこれからのことが恐怖でしかない。インターに通う前の幼稚園のときと同じく、すぐ不登校になるのが目に見えてます…

ただ、ひとつ収穫というか納得できたのは今までの子育てでつらかった部分はギフテッドの特性なのでコントロールできるものではなく、そういうものとして向き合っていくしかないということがわかった点。このままなにも知らずに子育てしていたらイライラばかり募ってどうにかなりそうでした。

・なんで理解力は高いのに感情コントロールができないの?
・習得は驚くほど早いのに、なんで簡単な身の回りの片づけはできないの?
・なんで読書は何時間でもジッと集中できるのに、食事のときは5分もジッとしていられないの?
・なんで同年代の子に合わせることができないの?
・幼稚園に登校拒否ってどういうこと?
・そんな全力で取り組まずに少しは手を抜いたらどう?
・息子とのおしゃべりに頭を使うので常にグッタリ
・ひょっとして発達障害かも?
etc…

これらの私のモヤモヤがすべて「ギフテッドかも!?」の一言で片づけられ、ひとまずスッキリしました。明日からもがんばれそうです。

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